テレキャスターTL71の改造 〜その4〜 ピックアップの交換 その2

Fender Custom Shop製 Texas Special TELE



普段使ってるテレキャスターTL71のピックアップは、Seymour DuncanのAPTL-1でほぼ満足していたんですが、どうしても試してみたいピックアップがありました。
それはテキサススペシャル。

FENDER TEXAS SPECIAL TELE ピックアップ

Fender MexicoのClassic Seriesや日本製の多くのモデルに採用されてるピックアップです。
なんでこれを載っけてるギターが多いのか?ずっと気になってました。

多くのモデルに装備されているということは、これはオレが今まで知らなかったテレの魅力を引き出してくれるものなのかもしれない。

商品説明では、「テレキャスターならではのドライブ感のあるパワフルなファット・サウンドを再現するカスタムショップ・オリジナル・ピックアップ。」となってます。
「ドライブ感のある」ってのがよく分かりませんが、「パワフルなファット・サウンド」ってのは、俺の好みとは違ってそう。

でもまあ気に入るかどうかは別として、スタンダードな音ってのは知っておく必要があるだろう!
失敗の予感がちらつきますが、そんな風に自分の中に予防線を引いて購入してみました。
好き嫌いがはっきり分かれるらしいピックアップですが、俺はどっちだろう…?

テレキャス用のテキサススペシャルはフロントとリアが2個セットになってます。ストラト用のは3個セット。バラ売りはしてません。リアしか必要ない俺には割高〜。

これがフロント。
Texas Special TELE フロント

フロントピックアップのグランド線は、カバーのアース線と分離してあります。これはどういうことかっていうと、この二つが分けてあるとシリーズ接続がし易くなるとです。付属の配線図にも4-wayスイッチを買ってシリーズ接続を試してみてね!みたいなことが書いてあります。
もちろん、通常通りの配線もできます。
あ、なんか白っぽい粉みたいなのに覆われてるように見えますが、これはロウです。変なものではないので、念のため。

で、こっちがリア。
Texas Special TELE リア

裏側にFender Custom Shopのシールが貼ってあるだけで、テキサススペシャルであることを示す印みたいなのは何もありません。
マジックで裏側に名前書いておかないと、後で何のピックアップだか分からなくなりそう。

ご覧の通り、ボールピースの高さをわざと不均等にしてあって、音を拾い安い弦とそうでない弦があります。俺のは4弦の位置のボールピースが一番高く飛び出してます。その次に3弦のが高いです。なので、この2つの音が他の弦より強調されるんだろうな、て想像が出来ます。

で、実際に取り付けてみての印象ですが…
うぅ…これは…表現が難しかとです。

高域ではギンッてなるんだけど、3弦4弦のボールピースが弦に近いせいか?中域はボワッとふくらんだような音が出ます。中域に音が詰まってるんだけど、なんだか締まりがない感じ…。これがファット・サウンドってことなんでしょうか。

クリーンでアルペジオを弾いたとき、APTL-1のようにはキラキラした感じありません。倍音が少ないっていうんでしょうか?乾いた音で艶は感じません。

その分コードを弾いたときにガツッとした男っぽい音が出る。
APTL-1やTL71に最初に付いてたTL-CURRENTより、もっと固く歯ごたえのある音です。ちょっと強くピッキングするとガキンガキンうるさく鳴ります。アタックが強調される感じ。
でも弱く弾くとブスンて感じでショボい音になります。
(なんか擬音ばっかのバカっぽい説明ですみません…!)

うぇ…ピッキングをコントロールするのが難しいなぁあああ…!
なかなか気持ちのいい音が出せません。
APTL-1はラフに弾いてもまとまった音が出てました。逆に言うとおとなしいピックアップだったんでしょう。

ピックアップの高さを調節しようとしましたが、なかなか美味しいところが見つけられませんでした。ていうか、これはピックアップの高さをちょこちょこ調整して使うようなピックアップじゃないのかも。

出力は確かに高いのですが、ハムほどではなく、ハムのような丸さもありません。ノイズは多いって聞いてましたが、たしかに他の低出力のピックアップと較べると多い気はしますが、歪みを深くしなければそんなに気になりませんでした。

かなりギターの音が目立つピックアップだと思います。バンドで使うとこの音がぶつかって、ボーカルや他のギターの音をかき消してしまうのかも。ギターが主役の曲にはいいのでしょうが、POPなんかにはツラいのでは。

「パワフルなファット・サウンド」という意味は何となく分かりました。
でも俺にはもてあましてしまいました。
たとえるなら、俺の理想とするテレキャスの音が鉄琴を打ちならしたみたいなカキンカキンって音だとすれば、テキスペの音は金だらいを叩いたみたいなゴワンゴワンという音だと思います。
暑苦しくて暴れる音。
正直俺は苦手です…!難しいピックアップだって思いました。

4ヶ月ほど使いましたが、結局元のAPTL-1に戻してしまいました。
小さくまとまってるのかもしれないけど、こっちの方が使い易いし好みの音に近いです。

テキスペはオレの感じからすると結構クセがあるピックアップなんで、これが多くのギターで採用されてるってのはちょっと意外でした。
多くの人に支持されるものでも、自分にはあってないことってある。そんな当たり前の事を再確認したとです。


Seymour Duncan セイモアダンカン APTL-1 APTR-1 Alnico2 Pro

テーマ : エレキギター
ジャンル : 音楽

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